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自己への配慮

自分にたいする配慮ということがすべてに優先する。(セネカ)

わが一体の家族考(23)

あおくんときいろちゃん

そういえば皇后・美智子さまの著書『橋をかける 子供時代の読書の思い出』のなかに、レオ・レオニの絵本『あおくんときいろちゃん』にも触れられている。
あおくんときいろちゃん

ただの青色と黄色のちぎり絵というかにじみ絵の抽象的な顔も手もない色のかたちが、ページをめくっていくうちに「あおくんときいろちゃん」の生き生きしたこころが浮かびあがってきて気持ちが温かくなる不思議な絵本だ。
ストーリーはいたってシンプルだ。

あおくんときいろちゃんは一番の仲良し。ある日、あおくんはきいろちゃんと遊びたくなって、あちこち探し回ってようやく出会う。二人は、「もう うれしくて うれしくて」抱き合って喜ぶうちに、とうとう緑色になってしまう!
でもそのままそれぞれの家に帰ると、パパとママに「うちの子じゃないよ」といわれてしまう。
二人は悲しくなって泣いて泣いて全部涙になってしまう。
すると青の涙はあおくんに、黄色の涙はきいろちゃんになる!
そこではじめて「ぱぱにも ままにも やっと わけが わかり」、「おやたちも うれしくて やっぱり みどりに なりました」

ヤマギシズムでいう「一体」のイメージがそのまま浮かびあがってくる絵本だ。
あおくんときいろちゃんの「もう うれしくて うれしくて」のこころに想いをはせていると、おのずと以前研鑽した「実顕地用養鶏法研鑽会資料」の一節

「その人の言う通りやろうとすることはその人になることでその人の心になることで方法のみを真似するわけではない。
一体になろうとするもので一体とは無我執である。その通りやれるかやれないかはわからないけれど、信じないで言う人の気持ちになってやってみようとするもので、……」(わが一体の家族考16)

とも重なってくるようなのだ。 
「みどり」の世界を知るもの、幸いなれ。
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